2016年

確定拠出年金

確定拠出年金とは、企業や個人が掛け金を拠出し、その拠出金の運用結果に応じて、給付額が決定される年金制度です。 2001年に施行された、確定拠出年金法に基づき、導入されました。 制度のモデルとなったアメリカの401kプラン…

機会費用

機会費用とは、ある行動を選択することによって失われる、他の選択肢で得られたであろう最大利益(最大貨幣額)のことです。オポチュニティーコストとも呼ばれています。 例えば進学による機会費用とは、進学することによって犠牲になっ…

キャッシュフロー

キャッシュフローとは、企業や自治体などでの一定期間内における現金の流れのことで、資金の流入をキャッシュインフロー、資金の流出をキャッシュアウトフローといい、両者の差を資金収支として示したものです。 税引後純利益に減価償却…

グローバル・スタンダード

グローバル・スタンダードとは、世界標準・世界基準、あるいは国際標準規格のことで、特定の国や地域など限定された範囲ではなく、世界的規模で普及・定着している基準や規格、規則を示します。 通常は、ISO等、工業規格、技術の国際…

ケインズ理論

イギリスの経済学者ケインズが1936年に著した「雇用・利子および貨幣の一般理論」の中で述べた理論で、これを基にした経済学がケインズ経済学です。 ケインズ経済学を支持する人々をケインジアン(ケインズ学派)と呼びます。 ケイ…

経常収支

経常収支とは、ある国が外国と財貨やサービスなどの経済取引(輸出入)をした収支のことで、貿易収支・サービス収支・所得収支・経常移転収支からなります。 その国の国際収支を評価する基準のひとつです。経常勘定ともいいます。 それ…

ゲーム理論

ゲーム理論とは、個人や企業あるいは国家のレベルなどで、利害が対立状態にある複数の主体が、相手の出方を考慮しながら、自己の利益を最大にするための手段を合理的に選択するための行動を数学的に分析する理論です。 数学者フォン・ノ…

限界効用

限界効用とは、ある財の消費量を増加させていくとき、1単位増えた場合に消費者が得られる効用 (満足度)の増加分のことです。 暑いときに飲む冷たいジュース、最初の一杯はとてもおいしいものですが、しかし二杯目となると一杯目ほど…

経験曲線

経験曲線とは、ある製品の生産を始めてから累積生産量が増えるに従って、生産性が向上し、単位当たりの総コストが低下していくパターンをモデル化して示した曲線です。 この経験と効率との間の関係を示す経験則を「経験曲線効果」といい…

経常利益

経常利益とは、企業における通常の経済活動の結果、毎期、経常的に発生する利益のことです。「けいつね」とも称されます。 本業で稼いだ営業利益に、主に財務・投資活動による損益を加算して算出します。 計算後の数値がマイナスになっ…

減価償却

事業に用いられる建物や設備、機器、車両などの固定資産は、使用や経年によって、その価値が減少していきます。 このような資産を減価償却資産といい、減価償却とは、この減価償却資産の価値の減少分を、その耐用年数に応じ、決められた…

原価率

原価率とは、売価に対する原価の割合のことです。計算式は次の通りです。 原価率 = 原価 ÷ 売価 原価の内容は、概ね原材料費と直接の人件費(レイバーコスト)、光熱費等の経費の合計となっていますが、その業界によって、あるい…

源泉徴収

源泉徴収とは、給与や報酬など、ある所得が発生した際、その支払者が支払い金額に応じて、税金(所得税)をあらかじめ徴収し、国に納付する制度です。所得税を徴収・納付する義務者(支払者)のことを源泉徴収義務者といいます。 源泉徴…

購買関与度

購買関与度とは、商品が個人に対して持つ影響度、購買の決定や選択に対して消費者が感じる心配や関心の度合を表す概念です。 一般に、購買関与度が高ければ、それに応じて消費者の購買前の情報収集意欲は高くなります。 つまり、購買関…

コアコンピタンス

コアコンピタンス(核となる能力=Core competence)とは、企業が競合他社に対して優位にある事業分野や他社にはない技術、ノウハウ、企業力、製品開発力等、その企業が持っている競争優位要因・競争能力のことです。 G…

公定歩合

公定歩合とは、中央銀行が民間の金融機関に対して貸出しを行う際に適用される基準金利のことです。 「公定歩合」は2006年8月から「基準割引率および基準貸付利率」に名称変更されましたが、本稿では「公定歩合」と称することとしま…

公衆送信権

公衆送信権とは、著作者がその著作物を、様々なメディアを通して不特定多数の公衆に向けて送信・伝達する権利、著作物を広める権利のことです。著作権のひとつで、著作権法第23条において、規定されています。 この著作物を送信・伝達…

サンクコスト

サンクコストとは、ある事業や経済行為に投入した資本(資金や労力等)のうち、その事業や経済行為が中止・縮小あるいは撤退したとしても、回収できない費用のことです。 埋没費用ともいいます。 環境問題や投資効果など、何らかの理由…

3C

3Cとは、Customer=市場・顧客、Competitor=競合、Company=自社の三つの言葉の頭文字をとったものです。 企業が、市場環境の変化を分析し、経営戦略を立てる際に利用する枠組みで、3C分析とは、これら現…

360度評価

360度評価とは、上司や部下・同僚・他部署等、多方面からいろいろな角度での視点を通して、対象者を評価・観察する手法です。 複数の人間により評価が行われるため、客観的で公正な評価が期待されます。上司から部下まで、さまざまな…