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タイト

きついこと。ぴったりと密着していること。隙間なく,ぎっしり詰まっているさま。

【使用例】
『今月末までですと、かなりタイトなスケジュールですね。』

ビジネス的にはスケジュールや予算がぎっしりと詰まっていて厳しいとき、余裕のないときに用いる。衣服などが身体にぴったりしている様子にも使う。また商品が品薄になり需給がひっ迫するさまに使用することもある。

タイトとは、きついこと、ぴったりと密着していること、隙間のないこと、ピンと張った、引き締まった、堅固な、密な、といった意味合いの単語です。

ビジネス用語としては、スケジュールや予算が厳しいことを表す言葉として用いるのが一般的です。
「ちょっと、タイトなスケジュールですね」などと使用しますが、しかし、この言い方は、厳しいからできない、ということではなく、きついけどなんとか頑張ってやりましょう、というニュアンスが濃いですね。

仕事をやる側としては、ゆるゆるのスケジュールでも「スケジュールがタイトになるかもしれませんね」などと事前にいっておくことが多いですし、逆に仕事をやらせる側は、少しタイトな日程でも「スケジュール的には少し余裕がありそうだね」などといって、互いにけん制し合う場合も多いですね。

よく予算的にも日程的にも「理論的には最も無駄がなく効率的であるタイトな計画」を練り上げて、悦に入っている管理者がいます。しかし、ある程度の期間がかかる仕事を進めるうえで、予想外の出費や、想定外のアクシデントによる遅延は付きものです。
「タイトな」机上の空論を自画自賛して押し付けてくる上司を持つと悲劇ですが、その種の人物は遠からず無能の烙印を押されるものです。

商品や物品、また資源などが品薄になり需給がひっ迫するさまをタイトと表現することもあります。身体にぴったり衣服、またその様子もタイトといいますね。例えば、タイトスカートなどです。

頁岩(シェール)や砂岩などの「タイトな」岩盤層から採取される、非在来型の原油を総称して、タイトオイルと呼びます。近年、ニュース等でよく話題に上るシェールオイルもタイトオイルの一種で、これは、岩(シェール)層に含まれる原油成分のことです。

アメリカでは、シェールガスの開発技術を応用することで、シェールオイルの増産が進みました。エネルギー省の統計によれば、技術的に回収可能なタイトオイル資源量は200億バレル以上と推定されるそうです。いままでしばしば産油国の政治的・経済的意図により、供給を絞られて(タイトにされて)、世界経済に影響を与えてきた従来型オイルですが、掘削・維持コストも下がり、価格競争力を獲得したタイトオイルが登場したため、産油国は原油価格が下落したにもかかわらず、供給をタイトにするための減産措置を見送ら
ざるを得なくなりました。

オイルは現代文明の基盤となる戦略的資源であるが故に、しばしば枯渇の危機が叫ばれ、また産油国が供給を絞ることで需給関係が「タイト」になり、価格が上昇してきました。
関係各国の思惑により「タイト」にされていたオイルの供給が、「タイトオイル」の出現で解消されるとしたら、何だか皮肉な気がしますね。