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スキーム

計画。枠組み。枠組みのある計画。計画を伴う枠組み。

【使用例】
『策定されたスキームに基づいて企業再生に取り組む。』

企業の事業計画・再生計画、あるいは課金の手法や政府・自治体の基本計画や基本構想などに使用される。プランやフレームワークとは別概念である。アメリカ英語においては謀略や陰謀など、よくないニュアンスも含む。

ビジネスモデルは…利益を上げるための仕組み、儲けを生みだす方法、その事業戦略と収益構造。
ビジネススキームは…ビジネスモデルを成立させる為の計画や枠組み。

スキームとは、計画や枠組みのことです。但し、単なるプラン(計画)やフレームワーク(枠組み)とは別概念であると考えられています。
枠組みのある計画、計画を伴う枠組み、さらにいうと目的達成のための工程が示された計画・構想のことを指し、また体系、基本的な仕組み・構想も意味します。

ビジネス分野では、事業スキーム(その事業の枠組みを表す計画)、課金スキーム(サービス等の利用者から利用料金を徴収するための仕組み)、評価スキーム(ある結果やプロセスに対する定量的な評価の枠組み)、あるいは企業の再生スキーム、支援スキームなどがよく使われます。
政治・行政の分野では、政府・自治体の基本計画や基本構想などに対して、殊に1990年代半ばごろからスキームといういい方をする場合が多く見受けられるようになりました。

日本においては、バブル経済崩壊に伴って発生した莫大な不良債権の処理工程を「スキーム」と称した(株式会社整理回収機構=RCC、によるRCC企業再生スキームなど)ことで、この言葉が一般にも広く定着したと思われます。

このスキーム全体の流れや仕組みを図で表したものがスキーム図です。人的資源の配分や資金・予算の流れ、外注業者の位置付け、関係法令、発生し得るリスク等々、そのスキーム全体を図解しています。

また、スキーム(scheme)という英単語は、アメリカ英語においては、無謀な計画や謀略、陰謀、企みといった悪いニュアンスも含んでいます。例えば、ピラミッドスキームといえば、いわゆる「ねずみ講」のことです。

陰謀のニュアンスを含むという観点でみると、不良債権処理スキームにおいて、多額の公的資金(日本国民の税金)が投入されたことで再生した企業が、外資企業に極めて安値で買い叩かれる、といった事実があったことは、誠に皮肉な出来事といえますね。