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アウトソーシング

自社の業務の一部または全部を外部の業者に委託すること。

【使用例】
『コストの削減を目的にアウトソーシングを進めているところです。』

事業コストの削減や中核業務への経営資源の集中を主な目的としている。また保安・システム開発など高度な専門性を要する作業については外部に委託している例も多い。子会社への業務委託を含めることもある。

アウトソーシングとは、外部(Out)の資源活用(sourcing)で、自社の業務やビジネス機能の一部または全部を外部の業者に委託することです。生産に必要な部品や製品を調達することも意味します。

1990年前後から一般化してきた動きで、主にコスト削減や中核事業への経営資源集中などを目的としています。
概ね、外部の専門業者に委託することを指しますが、子会社へ業務委託をする場合や海外へ委託する場合もあります。海外に委託することはオフショアリングといいます。

従来のアウトソーシングは、情報システムの開発や警備・保安など専門性、特殊性の高い分野を外部委託していましたが、現在では、データ入力や物流、コールセンター、施設の維持・管理、経理、人事、総務などの定型的業務や間接部門、また設計・開発・製造、研究や人材開発・教育、法務、会計、広報、営業、福利・厚生など、アウトソーシングの対象となる業務も幅広くなっています。

アウトソーシングには、自社経営資源の有効活用やコスト削減、専門業者の高度な技術の活用、業務量の変動に柔軟な対処ができる、などの利点がある一方で、機密情報や技術の漏洩や緊急事態に対する対応への懸念などのデメリットも考えられます。

企業は経済活動が本分ですから、その警備や保安は従来からほとんどの場合、専門の警備会社にアウトソーシングされてきました。
商人は金儲けに専念して、荒っぽいことはその道の専門家に任せておけ、ということですが、人類の歴史上もやはりアウトソーシングといえば、古今東西、まず軍事力が挙げられます。いわゆる傭兵ですね。

古代ギリシアやローマ、中世イタリアの都市国家など、豊かで兵のなり手が不足している国家が、傭兵(軍事力のアウトソーシング)を雇っていた例はしばしば見られます。
日本においても、水軍や伊賀・甲賀の忍者衆など、特殊な戦闘能力を持つ集団が、傭兵としてその能力をアウトソーシング的に提供していました。

現在でも、さまざまな組織や大企業、あるいは国家が、民間軍事会社の軍事的サービスをアウトソーシングしています。また、現在は法的な規制が厳しくなりましたが、かつてバブル期などは、大企業や大金融機関が紳士然とした顔の裏側で、地上げや取り立てなどの「ダーティワーク」をアウトソーシングしていたことは公然の秘密です。
「武闘要員」や「汚れ役」がアウトソーシングされるのは、いまも昔も変わらないということですね。