KGI(ケージーアイ) / Key Goal Indicator

経営目標の達成指標、またその定義。達成すべき目標を定量的な指標で表したもの。

【使用例】
『来期の売上高として5億円の達成をKGIとしている。』

売上高や利益率などの財務指数、または契約・成約件数などの営業指数が目標に定められることが多い。測定可能な尺度で示す必要があるため、数値化されたデータが評価対象の指標となる。KGIの中間指標がKPI

KGI(Key Goal Indicator=ケージーアイ)とは、達成すべき経営目標を定量的に表した指標・定義のことです。重要目標達成指標とも呼びます。
なお、KGIのプロセス評価に用いる中間指標をKPIといいます。

KGIには、明確に判断ができる測定可能なデータや尺度を用います。
例えば、売上高や成約件数、契約数、利益率・利益額、あるいはリピート率等、具体的な数値などを指標として設定します。
ただ、この時、設定する数値や項目が目標達成指標として適切かどうか、充分に検討する必要があります。

予期せぬ事態や経済環境の変化により、KGIの上方修正や下方修正は常にあり得ます。
しかし、進捗会議ごとの中間指標に一喜一憂し、KGIをころころ変えるのはいただけません。
KGIの「G」は「ゴール」ですが、プロセス評価の度に「ゴール」を動かすのは、むしろKPIとするべき中途半端な数字をKGIとしているなど、そもそものKGIの設定が甘かったのだといわざるを得ませんよね。

また、KGIは、あくまでもビジネスの達成目標ですから、売上高20%アップや客単価1000円増などの現実的な指標であるべきです。
なかには、経営環境・市場環境を無視して、売り上げ高3倍増などという途方もない目標をぶち上げる向きもあるようですが、当然、まともなKGIとはいえません。
KGIは精神論や根性論で決定されるものではありませんからね。およそ実現不可能と思えるような売り上げ目標や、だしぬけに出てきたような大風呂敷目標は、悪徳企業のブラックKGIか、経営状態が崖っぷちの企業のヤケクソKGIだと、疑ってみて方がいいですね。