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ネット・グロス

ネット:(純量)・グロス:(総量)

【使用例】
『利回りはグロスではなくて、ネットで計上してください。』

ネットはグロスのマイナス要素も勘案した純量と考える。例えば商品なら、グロスは包装も含めた総重量、ネットは商品のみの重さである。ゴルフのスコアなどにも用いられる。数量単位的にいうと1グロスは12ダース。

ネットとは正味量・実質量のことで、グロスとは、全体量・総体量のことです。
例えば、菓子などで、袋や缶・箱などの包装材や、乾燥剤などを除いた菓子自体の重量がネットで、包装材や乾燥剤も含めた商品としての菓子全体の総重量がグロスです。つまり、ネットは、総量であるグロスのマイナス要素も勘案した純量と考えます。
ちなみに数量単位的にいうと1グロスは12ダースです。

ビジネス分野においての「ネット」と「グロス」は、業界によってさまざまな意味で使用されています。

商品販売においてグロス価格は、販売などの手数料を付加した価格(売価)で、ネット価格はグロス価格から付加手数料を差し引いた実質原価です。
投資においてグロス利回りといえば、必要経費や税金を差し引く前の表面利回りのことですし、ネット利回りといえば、必要経費や税金を支払った後の実質利回りのことです。
不動産業では、オフィスの賃貸などで、グロス面積といえば、廊下やエレベーターホール(場合によってはトイレ、給湯室等も)など共用部の一部または全部を含み、ネット面積は、借主が専有できる正味の事務所面積のことです。
給与でいえば、税金や社会保険などを含んだ総支給額がグロスで、それらを控除した手取り金額がネットです。

公的な分野では、政府の債務を表す場合、グロスでのGDP比率といえば、GDPに対する単純な政府債務総額比であり、ネットでのGDP比率といえば、GDPに対する{政府債務総額から有価証券・貸付金・積立金などの政府資産を差し引いた額}の比率です。

また技術分野で、自動車のエンジンの出力を表す場合、エンジン単体の主力数値を計測したものをグロス値、実際に自動車に搭載した時と同じ条件で測定したものをネット値と呼びます。

ネット・グロスの考え方はスポーツの分野にも用いられていて、例えば、ゴルフのスコアでいうと、ストローク数の総数のことをグロススコア、ストローク数の総数からハンディキャップを差し引いた数をネットスコアといいます。

豪華な包装の贈り物(グロス)を貰って、開けてみたら中身(ネット)はお粗末、などということはよくありますが、やはりネットが大切なようですね。