苦手な上司とうまく付き合うには

【ケース】
新入社員のAくんは直属の上司に何度も怒られて以降、その上司が苦手になってしまった。今では傍に来ただけでも嫌な気持ちになってしまい、ストレスで逃げたくなってしまう。

【克服する方法】
【1】上司の何が苦手なのかを考えてみましょう。
「怒り方や言い方」が苦手なのか「高圧的な態度」が苦手なのか、「考え方が合わない」から苦手なのかを考えてみましょう。
苦手な相手を分析する事により、自分の事が分かり、対策が立てられます。

【2】苦手だ、という気持ちを受け止め「向き合う」事をしましょう。
「上司に好かれなければいけない」「自分の気持ちを何故、理解出来ないのだろう」など、様々な気持ちになると思います。
「ありのままの自分の気持ち」を受け入れ「苦手だという気持ちは変えられない」と「事実を事実として受け止める姿勢」を持ちましょう。その上で自分の気持ちと「向き合う事」が大切です。

【3】上司も会社の一員です。上司の立場を考えてみましょう。
上司の会社での立場を考えてみる事により、上司の気持ちが理解しやすくなります。「何故、あんなに怒るんだろう」という疑問は、上司は会社で「悪役」を担っているからかもしれません。

【4】上司に対して過大な期待をしないようにしましょう。
上司も同じ人間です。ありのままの上司を受け入れ、上司に過大な期待をしなくなると、自分自身にも過大な期待をしなくなり、気持ちが楽になります。

【5】日常的に出来そうな事から始めてみましょう。
苦手だ、という気持ちは受け止め向き合いながら、日々出来る事を探しましょう。
「毎日の挨拶だけはきちんと目を見て行う」など、出来そうな事を決め、始めてみましょう。1つ出来るようになったら、次はどんな話題でも良いので「1日3回は自分から話しかける」など徐々にお互いの距離を縮めましょう。継続する事により、上司とのコミュニケーションが改善されていきます。

【6】会社で、楽しみを1つ見つけましょう。
「お昼休みには同僚と、愚痴を言い合える」「この仕事が終われば少し休憩してコーヒーを飲もう」など、会社で楽しみを見つけるようにしましょう。「苦手な上司」の事で頭がいっぱいになった時に、同じ会社でも楽しみが有れば気持ちの切り替えが早くなります。 出勤前や休憩時間が終わった時「苦手な上司」を思い出して憂鬱になるかもしれません。そのような時も「楽しみ」を思い出す事で乗り切れます。