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売上原価

売上原価とは、売上高の中の原価部分で、商品の仕入れ原価や製造原価などのことです。
業種によって、算入科目が変わってきますが、ここではもっとも一般的な販売・小売業の売上原価について説明します。

販売・小売業の売上原価の計算方法は次の通りです。
売上原価 = 期首棚卸高 + 当期仕入高 - 期末棚卸高

各項目についてはそれぞれ、期首商品棚卸高とは前期からの売れ残り分(金額ベース)、
当期仕入高とは、当期中の仕入れ代金、
期末商品棚卸高とは当期の売れ残りで来期への繰り越し分(金額ベース)、のことです。
この「期」というのは、3月決算の会社ならば、4月1日から翌3月31日までの間です。

例えば、1個60円の商品の在庫を5個、前期から抱えている会社があるとして、この会社が当期に1個60円の同じ商品を10個仕入れ、当期中に、同商品を1個100円で12個販売したとします。

この場合を上記の式に当てはめると、
売上原価 =  期首棚卸高:300円 =60円 × 5個
+ 当期仕入高:600円 =60円 ×10個
- 期末棚卸高:180円 =60円 ×(5個+10個-12個)
ということになります。

注意が必要なのは、売上原価は、「実際に売り上げた商品の個数分の仕入れ費用」だということです。
上記例の場合、当期に実際に支払った仕入れ金額は60円×10個で600円ですが、売上原価としては、60円×12個で720円ということになります。
在庫の紛失分や腐ってしまった分も売上原価に含まれます。

売上原価は結局、期末に残った商品の数を数えて算出されますが、この残った在庫数を数える作業がいわゆる棚卸です。
在庫は売れて初めて換金されますから、必要以上に多くの在庫(棚卸資産)を抱えている企業は危ないでよね。