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セーフティネット

セーフティーネットとは、病気や事故や失業、また不況や災害などのリスクに対応する社会的方策で、危機に応じて、きめの細かい救済策をとり、社会全体に安心感を与える仕組みのことです。安全装置、社会的安全網などと訳されます。

具体的には、健康保険や年金、生活保護、雇用保険などの社会保障制度や生命保険・損害保険等の各種保険、私的年金制度など、あるいは、金融市場における預金保険や各種の貸付制度、融資に対する信用保証制度などが挙げられます。
さらに多重債務者や生活困窮者などを救済するための相談窓口なども含まれるでしょう。

セーフティーネットは、危機に陥った個人や企業を支援・保護するだけでなく、その危機がシステム全体・社会全体に波及するのを防ぐ働きもします。
1990年代後半、日本が金融危機に陥った際、金融再生のための立法措置や関係機構の設立がなされ、処理にあたったのもその例です。

個人や企業が安心して市場競争に参加するために、セーフティーネットを整備しておくことはとても重要です。
しかし、各種の保証制度や保険・保護制度に対する詐欺行為など、セーフティーネットを悪用したいわゆるモラルハザードが起きることも指摘されています。