頼み上手になるには?

例:後輩にコピーを頼む場合

誤→「すぐに人数分コピーして!」

正→「○○さん、今手伝ってもらえる時間はあるかな?実は午後から会議があるんだけど、準備ができていなくて。 お忙しいところ申し訳ないけれど、この資料をコピーするのを手伝ってもらえないかな?そうしてもらえると、とても助かるよ!」

人に依頼をする前に、まずは自分でできる限りの努力をしましょう。
「自分はここまで精一杯努力しました。しかし、ここから先はあなたのお力添えが必要です。」
という、相手に対する誠意と仕事に対するポジティブな姿勢を示します。

また、相手に声をかけるときは、相手の状況を読んでから声をかけ、目的・納期などを依頼する内容を明確にしてお願いする配慮が必要です。

「お忙しいところ恐れ入りますが。」「お手数をおかけしますが。」などのクッション言葉を添えて伝えると、相手を気遣う気持ちが表現できます。

さらに、「お待ちいただけますでしょうか。」「お願いできますでしょうか。」など、決定権を相手に委ねる依頼形や質問形をとることで、より相手に敬意を表し丁寧な表現になります。

最後に自分のポジティブな感情を伝えることで、コミュニケーションが円滑になります。


執筆者:野村 奈央
(イメージコンサル、企業研修講師etc)