Q1.『仕事で着る黒いスーツで参列はふさわしいか?』
A.ふさわしくない。
喪服にはスーツと違いベント(後ろの切れ込み)がない。
Q2.『革製の黒いバッグはふさわしいか?』
A.ふさわしくない。
革製品は牛などの動物を使ったモノの為、殺生の意味があり、本来は布か合皮製品の方がふさわしい。
Q3.『香典袋の表書きは「御香典」「御霊前」「御仏前」?』
A.「御香典」がふさわしい。
「御霊前」も問題ないが、宗派によっては使えない。「御仏前」は四十九日の法要以降。
Q4.『香典のお札は、新札の場合は折って入れるのはふさわしいか?』
A.ふさわしい。
新札では前もって不幸を予測し準備していたことになる為、二つに折ってから袋に入れる。
Q5.『香典につつむ金額は奇数にするのはふさわしいか?』
A.ふさわしい。
奇数の金額の意味は、故人と切れないように、縁を長く続けるよう割れない数字で奇数が使われる。
つつむ金額の目安は…
・近所の人や友人…3千円・5千円
・上司や先生…1万円
・親族やお世話になった方…3万円・5万円
Q6.『お葬式の際にかける言葉として「ご冥福をお祈りします」はふさわしいか?』
A.ふさわしくない。
宗教宗派によっては「冥福を祈る」という言葉が適切ではない場合もあるので、「お悔やみ申し上げます」がふさわしい。
Q7.『焼香前には必ず遺族に一礼しなくてはならないか?』
A.必ず遺族に先にお辞儀をするという決まりはない。まずは故人に弔意を表し、焼香後にご遺族にお辞儀でも良い。
Q8.『お焼香の回数は2回でも良いか?』
A.お焼香の回数に決まりはないので、1回でも3回でもよい。
Q9.『「天国で安らかにお眠りください」と合掌するのはふさわしいか?』
A.ふさわしくない。
あの世では仏様になるための修行をするので眠るわけではない。また仏教に天国の概念は通常ない。極楽である。また地獄はある。
Q10.『お葬式の帰りは来た時と同じ道を通って良いか?』
A.通ってはいけない。
同じことを繰り返すと死が死を呼んでしまうのではないか、という日本の風習。
※仏式葬式に限る
※宗派によって異なる場合がある
by「この差って何ですか?」(2018/3/18)TBS