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「リップル」とは

リップルとは、2004年にカナダのウェブ開発者・Ryan Fugger らによって開発された、決済・送金システムのことです。
その後、リップル・コンセンサス・レジャー(Ripple Consensus Ledger=RCL)に統合されて、XRP Ledgerとなりました。
Ripple Inc. によって開発・運営が行われています。

XRPはリップルのシステム内で使用されるネットワーク上の独自通貨・仮想通貨で、リップル内に存在する電子的価値・資産です。
2013年に公開・発行されました。XRPの発行枚数の上限は1000億枚で、最初から1000億枚とプログラムされており、取引が行われるたびに減少していくという仕組みになっています。それ以上に追加発行されることはありません。
XRPの最小単位は0.000001XRPで、これを1dropと表します。
ですから、100万dropsが1XRPということになります。

XRPは、リップルのシステム内でブリッジ通貨としての役割を持ちます。
ブリッジ通貨とは、円やドル等の法定通貨やビットコインなどを交換する際に、通貨や仮想通貨の種類にかかわらず、ブリッジ(橋渡し)の役目を果たす通貨です。
XRPをブリッジ通貨として取引に活用することで、仲介業者との両替の必要をなくし、送金にかかる時間や高い手数料を削減します。
送金はわずか数秒で完了します。リップルの目標は、価値のインターネットを実現することで、ブリッジ通貨はその手段です。

リップルは分散型台帳技術を採用していますが、二重支払いの防止はプルーフ・オブ・ワークではなく、新たに開発されたコンセンサス・アルゴリズム(XRP Consensus)によって行なわれます。
このコンセンサス・システムは、信頼できる、ある特定の承認者たちによって、取引が管理されています。
この承認者たちをValidator(ヴァリデーター)と呼び、Validatorたちに合意が得られた取引記録を新しい取引データとして認証する仕組みです。
実際の取引は、IOUと呼ばれるネットワーク上の債権が発行されて、行なわれます。

コンセンサス・アルゴリズムによるプロセスは、数学的な計算が不必要なため、ビットコインでは約10分かかっていた承認作業が、数秒で合意形成を行うことが可能となりました。
これにより、膨大なエネルギーをかけて複雑な計算を行うプルーフ・オブ・ワークの問題点を解決、スケーラビリティや巨大な消費電力といった弱点を克服し、低コストでの取引を可能としました。

Validatorたちは、リップル社により選任・管理されているので、その点、中央集権的な考えに近しいかもしれませんが、リップル社という管理者がいることにより、システムが安定して運用されているともいえます。
しかしリップルは中央集権よりも、分散化、非中央集権の方向を目指しているようです。

現在、大手の都市銀行を含む多数の邦銀や海外の大手金融機関が相次いで、リップル・ネットワークへの参加を表明しており、リップルを利用した国際送金も開始されるなど、今後さらにネットワークが拡大していくことが期待されています。
また、Googleの投資子会社もリップルに出資しています。

2017年12月、リップル社は所有する646億XRP(発行上限1000億XRP)のうち、550億XRPをロックアップ(預託)しました。これにより、XRPに対する安心感が広がり、XRPの価格が上昇しました。
2018年からは、毎月10億XRPのロックアップの解除が始まりました。

リップルコインを入手する方法としては、購入、譲渡及び採掘、ということになるのですが、リップルの場合は、World Community Gridという、ガンなどの研究、新薬の開発、病気の処置法の探求等を行う人類貢献プロジェクトに、参加・貢献することで、リップルコインがもらえる(採掘される)ということになっています。