【ケース】
新入社員のAくん。会議で3分程の報告をする事になった。しかし緊張しやすく報告中に頭が真っ白になってしまい、やっとの事で報告をした。終わった後もドキドキし手に汗をかいていた。
【克服する方法】
【1】周囲の反応や評価を気にしないようにしましょう。
数人の前でも人目が気になり、その後の評価が気になってしまうものです。しかし「失敗しても評価は変わらない」「周囲の評価ではなく自分の評価」と、開き直る事も必要です。
【2】何度もその場面を想像し、イメージトレーニングしましょう。
会議室とその場のメンバーを想像し、実際に声に出して練習してみましょう。声に出す事により、頭の中で思い浮かべているのとは違う効果を感じ自信がつきます。
【3】会議の前にカミングアウトしましょう。
「自分は緊張しやすいんです」と周囲にまず告げる事により、自分自身の心が軽くなります。緊張しながらの報告も、周囲の理解を得られます。
【4】咄嗟の質問には、どう答えるか最初の一言を決めておきましょう。
どんな質問や意見が投げかけられても良いように、無難な一言を決めておくといいでしょう。「その事につきましては後ほどお答え致します」などその場を乗り切れる一言を考えておくと、気持ちが軽くなります。
【5】会議の後、緊張しながらでも出来た事を評価しましょう。
しどろもどろになってしまったとしても、「伝えるべき事は伝えられた」「言葉に詰まってしまったけど、なんとかつなげる事が出来た」など出来た事があるはずです。
出来た事に目を向けて、自分で評価をしましょう。
自信を持つことにより、出来る事が増えていき、その事が人前での緊張を軽減する事につながります。