選択とマーケティングの研究で有名なシーナ・アイエンガー教授は、スーパーマーケットでジャムによる売り方の実験をしました。
特設ブースで今週は6種類のジャムを、翌週は24種類のジャムを販売して「試食率」と「試食者の購買率」を調査しました。
結果は…
6種類のジャムの試食率は40%、24種類のジャムは60%と、品ぞろえの多い方がお客さんを引き付けました。
購買率はどうでしょうか?
6種類のジャムの購買率は30%、24種類のジャムは3%しか買われませんでした。
つまり6種類のジャムは全体の12%、24種類のジャムは全体の1.8%と購買率に差がつきました。
品ぞろえが多い方が魅力的で人を引き付けますが、購買となると選択肢が多すぎて悩んで決められません。少ない方が決めやすく売り上げが伸びる調査結果でした。
思い切って絞り込んで提案する売り方も求められているようです。