かんばん方式

かんばん方式とは、トヨタ自動車が考案した、「ジャスト・イン・タイム(必要なものを、必要なときに、必要なだけ)」の考え方に基づいた生産方式です。

生産の各工程間でやり取りされる部品名・納入時間・数量などを記した作業指図票を作成し、後工程から前工程に対して「何を、いつ、どれだけ、どんな方法で欲しいか」の情報を指示する方式で、その作業指図票を「かんばん」と称しています。

「かんばん方式」は、かつて「スーパーマーケット方式」ともいわれ、スーパーマーケットの商品購入・補充などの商品管理手法からヒントを得て考案されました。
適切な在庫管理に有効な手段のため、現在では多くのメーカーがこれに倣った方式を取り入れており、工場の製造現場だけでなく、間接部門や異業種の企業にも広く普及しています。

国際的にも「Kanban」という呼び名で、通じる言葉です。