初頭効果

初頭効果とは、最初に与えられた情報が、後の印象に影響を及ぼす効果のことです。

ソロモン・アッシュの実験がよく知られています。

実験は、ある人物の性格を表す言葉を、Aグループには、知的・勤勉・衝動的・批判的・頑固・嫉妬深い、という順番で示し、
Bグループには、嫉妬深い・頑固・批判的・衝動的・勤勉・知的、と同じ言葉を逆に並べた順番で示して、その後、両グループにイメージされた印象を問うというものです。
すると、Aグループはその人物に好印象を覚え、Bグループは悪い印象であった、という実験結果を得ました。
これによりアッシュは、最初に与えられた情報によって形成された第一印象は、覆りにくい、ということを実証したのです。

ビジネスの場においても、取引先との最初の顔合わせは特に大事です。清潔感のある服装や明るい笑顔を心がければ、相手から好印象を得やすくなります。
常識的なビジネスマナーやエチケットが大事だということですね。