コンコルド効果とは、それまでの投資を惜しみ、損失が拡大することがわかっていても、その投資がやめられない状態を指します。
コンコルドの誤謬、コンコルドの錯誤ともいいます。
超音速旅客機コンコルドは、開発に多額の費用が投じられていましたが、完成前の時点で開発を中止した方が損失が小さいことが判明していました。
しかし、これまでの投資を惜しみ、さらに資金を投じて計画を強行したことにちなんで、そう呼ばれています。
サンク・コスト(ある事業や経済行為に投入した資本のうち回収不能の費用のこと=埋没費用)効果とも呼ばれます。
コンコルド効果は、企業の畑違いの新規事業進出や大規模リゾート開発が頓挫したときによく見られますよね。
我々の身近でも、ギャンブルや金融商品への投資で損を出し、取り返そうと思って、さらに泥沼にはまるというのはよくあります。
潮時を見極めての撤退・損切りは一番難しい判断です。