最終的な契約の締結、商談を成立させること。売買取引の完了。
【使用例】
『例の取引は、先日、クロージングさせました。』
客に購入の意思決定を促すなど、営業行為の最終的な段階に使う場合や、1回ごとの商談や顧客訪問を終了した際に用いることもある。何かの催しや行事を終えることの意味にも使う。
クロージングは、催しや行事の閉幕、終結、締切などを意味する単語で、ビジネス分野では、商談のプロセスを表すのに用いる営業用語です。
主に最終的な契約の締結や商談成立、顧客に契約や商談の最終な決断を促すこと、営業行為の最終段階、成約活動の仕上げ、などを意味します。
1回ごとの商談や顧客訪問を終了した際に用いることもあります。
また、決済行為一般や株式譲渡や事業譲渡などの取引完了、金融分野では実際の投資行為の実行もクロージングといいます。
営業マンの評価は、クロージングの腕の良しあしで決まります。いくら顧客と仲良くなっても、クロージングが下手で商談成立に結び付かなければ無意味ですからね。
クロージングはタイミングと言葉の選択が重要だといわれています。顧客が出すバイイング・シグナル(購買意欲を示すサイン)を見逃さず、少し早いぐらいのタイミングで、はっきり決断を促す言葉を用い、契約の成立を図ります。実際商談が壊れるのを恐れてじっくり構えるよりも、早めのタイミングでクロージングに持っていく方が成約率が高いという統計データもあり、成約の可否の見切りの早い営業マンほど成績がいいそうです。
マルチ系の悪徳業者や訪問販売系のブラック業者などには、専門のクロージング役がいるそうです。しつこく契約を迫られても、頑として契約に応じない客がいると、この凄腕クローザーの登場と相成ります。
このクローザー、当然ながら海千山千、口八丁の手合いであり、ああ言えばこう言う式の巧みで強引な話術を駆使して、執拗に契約に持ち込もうとします。普通の人ならば、根負けして、結局契約させられてしまう場合がほとんどです。
怪しげな業者は、最初から相手にしないのが無難ということのようですね。