KPI(ケーピーアイ) / Key Performance Indicators

目標の達成度(KGI)をプロセス評価するための業績評価指標。

【使用例】
『KPIは、現状を表す指標の中から、進捗管理に最も適していると考えられるものを選ぶべきだ。』

KGIが売上高、利益率、成約件数、納税率ならば、KPIは引き合い件数、歩留まり率、解約件数、滞納者数などになる。これを一定期間ごとに評価・チェックすることで目標達成に向けた業務プロセスの進捗管理を行う。

KPI(Key Performance Indicators=ケーピーアイ)とは、目標の達成度合を測るためのプロセス評価に用いる業績評価指標のことです。このときの達成すべき目標はKGIといいます。

KPIに用いる指標は、ビジネスの現状を表す指標の中から、目標に対しての進捗度合を定量的・定性的に測定・比較できるものであること、良い悪いの方向性をきちんと示せるものであること、などを条件として設定します。
これらKPIのプロセス評価を行なうことによって、目標の向けての進捗管理や日々の業務改善、不足している作業リソースの追加などが適切に行われるのです。
KPIを日次や月次など一定期間ごとに評価することで、業務の進捗状況を管理します。

KPIは、達成目標(KGI)により、またそのビジネスの業種や業態、企業や組織の種類や目的によって異なります。
ビジネス上の一般的な達成目標ならば、契約・成約件数や成約率、利益率、売上高などが挙げられますが、それに対応するKPIとしては、それぞれ引き合い件数や歩留まり率、解約件数、訪問・商談回数や商談期間、平均受注単価などとなり、役所の納税率が達成目標ならば、滞納率や滞納者数がそのKPIとして設定されるでしょう。
商用のWebサイト運営においては、達成目標が売上高ならば、ユニークなサイト訪問者数や資料請求数、あるいは成約率などが基本的なKPIとされることが多いようです。

KPIの設定は、常にKGIを念頭にしたうえで適切になされるべきです。
中間指標たる数値のKPIをクリアしているのに、KGIが未達だったなどという本末転倒なケースも見受けられますが、これはKPIの設定項目や数値が不適切だった可能性があります。プロセスチェックする項目や数字を再検討すべきですね。