時間選好

人は、将来に消費・入手することよりも、現在入手できる同じ程度のものを消費・入手することを好むという仮説を時間選好説といい、現在消費することの効用(満足度)と将来消費することの効用(満足度)の比率を時間選好率といいます。

時間選好が高い人は、将来の消費から得られる満足度が充分でない限り、貯蓄をせず、より早く現在に消費行動を行うことを好み、対して時間選好が低い人は、現在の消費を控え、運用利回りなどを期待しながら、相対的に消費よりも貯蓄を好むといわれています。
また、消費者が、現在の消費を控え、将来のために貯蓄するようになる金利水準を時間選好率と呼ぶこともあります。

時間選好率の低い人の方が老後は安心ということでしょうか。