リソース・ベースト・ビュー(RBV)とは、企業内部の経営資源に着目することで、競争優位性を保つことができるという経営戦略論です。
オハイオ州立大学のバーニーが展開した考え方で、そのフレームワーク(枠組み)として、VRIOがあります。
VRIOとは、経済的価値=Value(企業の経営資源が事業機会を捉えることができるのか、外部の脅威を打ち消すことができるか)、希少性=Rarity(希少性の高い経営資源を持っているか)、模倣困難性=Inimitability(簡単には真似されないか、模倣コストが大きいか)、組織=Organization(経営資源を活かすための管理手法や手続きなどの仕組みが整っているか)のことです。
VRIOフレームワークでは、継続的に競争を優位に保つためにはVRIO全てが揃うことが必要としています。
企業の戦略論としては、市場における自社の位置、市場の業界構造に着目した「ポジショニング」がありますが、リソース・ベースト・ビューは、これとは対照的な理論であるといえます。