権威への服従原理

権威への服従原理とは、人は権威のあるものを信頼し、正しいと思ってしまう、という心理現象のことです。

アメリカの心理学者・スタンレー・ミルグラムが、権威への服従の心理に関する、いわゆるミルグラム実験を行い、このことを実証したことで知られています。

著名経済評論家お奨めのビジネス書、有名医師推薦の健康食品、NASAが開発した防寒着等々、医師や弁護士、専門機関など、その筋の専門家に推奨されると買いたくなってしまうのも、権威への服従原理です。
海外で賞をとった製品などというのも、なんの賞だかよくわからなくても、ありがたく思ってしまいがちですよね。

私たちは幼いころから、親や教師などの「権威者」に従うことを要求されて育ちます。
それがそれなりの利益をもたらしてくれることも知っています。
そのため私たちは権威に従いやすくなっているのです。